Everything is better than

日記ということにします。しばらくは。

自分の人生を生きるためには、優先順位をつけることが大事。

 

こんにちは、神崎です。

 

大学を卒業してから、就職をせずに茶人という活動をして、生計をたてて3年以上が経ちました。

 


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カッコいい言い方に聞こえますが、その実は生き延びてきただけくらいの低空飛行で、地域おこし協力隊の活動をすることで金銭的にも、活動の幅も、広がった今が一番安定しています。

 

少なからず、他人とちがう道を選んできたということもあり、就活や転職、結婚、専門学校へ通い始めるかという、人生の岐路に立った友人から悩み相談をいただくので、ブログの方でも考えをまとめておきたいと思います。

 

やりたいことがまだ曖昧。依頼された仕事はとても光栄だが、やりたい方向性と違う気がする

 

もともとデザイン系の会社で働いていて、今は退職した25歳。自分のスキルを活かした仕事をしたり旅をしながら自分のやりたいことを探しているという友人。

 

打ち合わせの機会に、気に入ってもらえて仕事を一緒にしたいと言われたのだが、自分の趣向と違うという印象があり、ただスキルUPとかきっかけ作りには人生の分岐点としてありなのかもしれないとも思い、悩んでいるということ。

 

キーワードだなあ、と思うのは

「自分の趣向と違う気がする」

スキルアップ

「きっかけづくり」

ですね。

 

自分の趣向と違う仕事をやるかどうか

 

これは、優先順位のつけ方の話ですね。

 

好きなことを仕事にしたい系のスタートでフリーになった人は、最初の時期は、人間関係もせまい、仕事も多くない、やりたいこともまだ曖昧、という、どう身動きをとればいいかわからない状況にあります。

 

仕事の数を増やしたい(実績づくり)

仕事のスキルを身に着けたい(チャレンジ)

収入を増やしたい(お金)

自分の納得した仕事をしたい(価値観)

人のつながりで断りづらい(人間関係)

 

などの軸を設定して、これらすべてが気持ちよくバランスが取れていることは少ないのですが、今回はこれが目的だ!というのを決めてしまうのは大事ですね。

 

理想的には「自分の趣向とはちがうけど、依頼された仕事だからやる」というのがプロの姿勢でかっこいいと思うのですが、自分に自信がない時期、能力が低い時期、悩んでいる時期は「自分の趣向とはちがうから手を引く」という選択肢を選ぶのは悪いことではありません。

 

スキルアップしたい

スキルアップ、したいですよね。もっと人の役に立つようになりたい。

 

人間は、他人のために力を発揮することで、能力が伸びるという性質があるそうです。

 

困っている人を助けたい

好きな人の力になりたい

家族を養わなければならない

 

など。

 

ただ、先方はスキルアップのために仕事を依頼してくれるわけではないので、スキルアップしたいから仕事を受けるというのは、相手に失礼だという考え方もあります。

 

とはいえ、人はなにかをすれば必ず新しい発見があったり、新しいことができるようになったりするので、スキルアップを重視はしなくてもいいのではないかと思います。

 

プログラミングでC言語を使えるようになりたいとか、イタリア料理も作れるようになりたいという、明確な目標設定があるなら良いとも思います。

 

きっかけづくり

 

なにがきっかけになるかは分からないものです。新しい人や、状況との出会いは、劇的なきっかけにならなくとも、数年たってゆるやかに変化をうながすような出来事もあります。

 

ビジネスの超有名人である大前研一さんが、

人が変わるには時間の使い方、付き合う人、住む場所のどれかを変えるのがいい、と言っています。大勢の人がこれを引用している場面をよく見ます。

 

動いていれば、すべてがきっかけになりうる。と思えば、きっかけを作ることを優先順位の一番にしなくてもいいんじゃないかと思います。

 

結論

相談者に対してはもうすこし踏み込んだ具体的なヒアリングをしたり、人となりを考慮してアドバイスをするということもあり、ブログではすこしふわっとした話になってしまいがちですが、自分の中で優先順位をつけることは、どんな時も大事なことです。

【料理】生米から30分でつくる。いなばのカレー缶でなんちゃってビリヤニ。

 

水で洗った1合の米と、適量の水を土鍋に張り、いなばのグリーンカレー缶をまぜて炊く。ひとつまみの塩もいれる。カレーの炊き込みご飯であるが、水をすくなめにすると、本当っぽいビリヤニになる。

 


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生きることとは何かとか、人生の目的はとか、これからどう生きていくかとか、答えのない、あるいは時々で変わるような問いかけが、水溜りから生まれでてくる小虫のようにわいてくる日がある。

 


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答えが無いことに頭を悩ますのも、それはそれで悪くない時間だということは知っているけれど、答えがあるものを作るほうが健全だということも知っている。

 


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料理はかんたんに、自分の世界を変える。塩のひとつまみがビックリするくらい、未来の自分を喜ばせてくれるし、火の加減でできたオコゲは数少ない友人に自慢したくなったりもする。

 


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火を見ると安心するということが、人にはある。キャンプの夜にパチパチと音を立ててゆらめく炭火も美しいし、陶器を焼く時のエネルギーの塊と呼ぶ以外にない高温の炎も神聖なものを感じさせる。ガスの火は、風情とは離れているけれど、それでも安心する。

 


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炊飯器で炊くごはんは、自動で安定していつもちょうどよい炊き加減になるけれど、土鍋は不安定性がある。湯気の様子を見ながら、火を止めるタイミングをうかがう。10秒ちがうと、オコゲができたりできなかったりするし、水分の蒸発具合によっては、水気がのこったままになってしまうこともある。自分でコントロールしているつもりでも、そこに駆け引きがある。

 

付け合せのブロッコリー。オーブン焼き。


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ブロッコリーアブラナ科の野菜でビタミンCが豊富。ビタミンCは水溶性で茹でるとけっこう流出してしまうらしいので、焼くほうが栄養効率がいいし、香ばしくて美味しい。

 


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オリーブオイルとクレイジーソルトがあればたいていの野菜のオーブン焼きはおいしくなる。ジャガイモも、インゲン豆も、ナスも。

 


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入れて

 


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焼く。


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味噌汁。煮干しはとてもいい。カルシウムがあるし、魚は一人暮らしだと不足しがちになるので、かろうじてこれでごまかすことができる。


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鰹節。


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沸騰させて、出汁をとり、


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すこし落ち着かせてから


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海藻スープのもと。


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みそ。


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つくったり、考えたりしている間にビリヤニできました。


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土鍋はこれを使ってます。

ご飯炊く用に、非常に優秀です。

 

茶人、神崎の活動記録。大学時代から2018年2月まで。

こんにちは、茶人の神崎です。

 

自分のこれまでのお茶の活動について、大学時代から2018年の2月まで分を一覧できるページにします。

主催的なものと主要なものをまとめました。

 

大学時代

 

大学1年生の4月から、茶道部に入部したことをきっかけに、お茶を学びはじめました。

 

 

部長をやり、茶会の取りまとめや、営業活動などをした経験を通して、大学3年生の頃、就職活動を考えはじめた時から、漠然と「お茶の仕事をしたい。お茶を仕事にできる人を増やしたい」と思うようになり、部活の範囲を超えた活動を開始。

 

外国人へのお茶教室

大学3年生の頃、交換留学生度で日本へやってきていた男女へ、お茶の体験をする機会。

 

礼の仕方、お菓子の食べ方、お茶碗の持ち方、お茶の飲み方を教えました。



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ドイツ、フランス、オーストラリアなどからの留学生の彼女たちにとっては、和菓子の造形が気に入ったよう。



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社会人向けマナー茶道教

大学4年生の夏、就職活動が終わってから、社会人向けに茶道教室を開きました。写真が残っていない。

 

茶道の作法を教えることで、社会人からはその世界観はどう見えるのか、交流的な意味も兼ねて開きました。

 

「結局、茶道の作法を私たち(現代の社会人)が学んだところでメリットはあるの?」

 

という問いかけに対し「あると言えばあるし、無いと言えば無い。そういうものだと思います」としか答えられなかった。

 

戦国時代の茶の湯には明確なメリットがあった。今は戦いを横においてあなたと社交をするつもりがありますよというアピールであり、その場に集まる人間同士での情報交換が一番のメリットだった。茶の湯の作法を知らないと、明確に相手にされなかった。御茶の湯御政道である。

 

現代においての茶道の意義は、最低のところとしてはひとつのコミュニティにおける共通言語であり、それ以上は個々人にゆだねられる。

 

三渓園へうげもの茶会

 

現代の茶人、松村宗亮氏による、漫画へうげものにちなんだ大茶会に、大学4年の秋に参加した。

 


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陶芸家であり茶人だったり、建築家であり茶人だったり、先生をしていたり、さまざまな現代茶人が集まったところに学生茶人としての参加だった。

 

茶道具は無印良品でそろえた物を見立て、衣装は黒のパンツとジャケットにした。

 

茶道具にも、衣服にもとらわれずに、お金をかけることもなくただ茶を楽しむこともできるというメッセージを込めた茶席だった。

 

成蹊大学明星大学帝京大学青山学院大学白百合女子大学茶道部員に協力してもらい、学生らしさを主体にして、2日間で100人をおもてなししました。


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茶畑での畑作業

 

就職をせずに茶人として活動することを決めた2016年の初夏。当時住んでいた東京の墨田区のシェアハウスで出会った、静岡県富士市の富士山まる茂茶園の茂兵衛氏に

 

「神崎くん、茶人って言ってるけどお茶が畑でどうやってできてるか知ってる?茶道の先生ってお茶室でお茶をたてて茶道って言ってるのにお茶のことじゃなくて、季節の話とか茶道具の話しかしないよね」

 

と言われたことをきっかけに、茶畑や茶工場での作業を手伝うようになった。

 

工場は30分も稼働すれば茶の粉で緑まみれになる。お茶は20キロ30キロを運ぶ。緑茶にするには摘み取ってから急いで運ばなければ発酵がすすんでしまう。

 

土、日照時間、雨量、肥料、摘み取りのタイミング、蒸し方、蒸し時間、揉み方、乾燥の仕方、火入れ、すべての工程に違いがあり、同じように見える茶の葉っぱも、農作物であり、加工品であるというあたりまえがわからなかったことを知った。


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青山ファーマーズマーケットでの出店
 

現代的な、おしゃれなパッケージのお茶やコーヒーや雑貨と、野菜やベーコンなどが立ち並ぶファーマーズマーケットで、富士山まる茂茶園の出店に際して、立礼席を設けた。

 

見栄えはするものの、着物+茶碗という見せ方が作法を想起させ

 

「作法も知らないし、興味はあるけどべつにいいかな」という反応が多かった。

いつも、ここが課題である。

 

2016年
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2017年

煎茶の試飲販売
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茶と菓子のペアリング

 

2016年秋から。

富士山まる茂茶園が、緑茶だけでなく、烏龍茶、紅茶、白茶、ほうじ茶などもつくっていたため、それぞれについて学ばせていただく機会を得た。(どれも一級品であった)

 

同時期に、日本のお菓子を食べ歩いてそのデザイン(色や形)についての分類と研究をしていた女性と知り合い、お茶とお菓子のペアリングの茶会を開くことにした。

 

ほうじ茶とらくがん

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烏龍茶とのし梅


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抹茶と薯蕷饅頭


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お茶の効用として、アルコールと違った高揚感がある。明るいところではその効果はすくないが、薄暗い、いわゆる茶室的な暗さをもった場所では、饒舌になったり、本音を洩らしたりする。それを促す飲み物だと思う。


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長野県住吉村の郷土料理で茶懐石

 

就職活動の時に仲良くなった男性がいた。

不動産関係で、まちづくりにも絡む会社の説明会で出会った彼は、茶道の世界観に人が触れたときの、心の動きや、親密感に興味を持っていた。

 

元来、お茶は食事をともにして、茶を媒介にして話を弾ませたり、沈黙を味わったりするところがある。

 

彼の出身地である野沢温泉村の料理を作ってもらい、まる茂茶園の、大寒茶(白茶)と、丸火(ほうじ茶)と、抹茶を点てた。

 


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鳥羽グランドホテルでの呈茶開始

 

茶人活動をはじめてから、はじめは仕事があったわけではないので、旅館専門の経営コンサルの社長のカバン持ち的なことをしていた。

 

その関係で2016年の11月から、三重県鳥羽市の鳥羽グランドホテルのロビーにて、抹茶を点てる仕事をいただいた。

 

毎月1週間程度、2019年現在まで継続している。


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今まで、累計5000人ほどに抹茶を振る舞った。抹茶をそれだけ、人の顔を見ながらたてた人はいないはずである。


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岐阜県飛騨古川町の夏の色和衣での茶席

 

旅館専門の経営コンサルの社長のカバン持ち的なことをしていた時に出会ったカメラマンのニワさんの紹介で、岐阜県の飛騨古川町でおこなう、地域活性化目的の浴衣イベントにゲスト茶人として呼んで頂くようになった。

 

2016年9月


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2017年9月


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2018年9月


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夜には浴衣ファッションショーにモデルとして出ています。


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中国、上海での呈茶パフォーマンス

中国茶の輸入会社が、日本の鉄瓶を中国で販売するタイミングで、パフォーマンスとして抹茶を上海で点てました。

 

中国での「ニコニコ動画」的な「ビリビリ」に動画がアップされています


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静岡県、禅の湯にて、海外ツアー客への日本文化体験

 

インバウンドのツアー客が増加し、日本文化体験の価値が上がってきている。

 

日本人は足元の文化にはなかなか興味が持てないということもあるのか「茶道をやっていると海外の人が喜ぶでしょう」と他人ごとのようにおっしゃる方が多いけれど、個人的には現代の日本人の感性と茶道の感性には、大きな隔たりがあるので、つまり江戸時代ころに茶道が発展したということにしたとして当時の生活の延長線上に今の日本はないので、私たち日本人にとっても茶道をふくめた伝統芸能は異文化だと思っています。少なくとも自分はそういう目線で茶道を見ています。


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50歳以上の海外ツアー客(としてひとまとめにしてしまうが)は、日本の哲学に興味がある。セレモニーにふくまれる死生観や、身体の動きに対する美的感覚。

 


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そして着物や浴衣はコスプレとして楽しみにしている。浴衣の下にはシャツやジーパンを履くので、サマージャケット的な感覚で着ているようだ。

 


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日中お茶交流会

日本はお茶を渡す時、手渡しできる距離まで近づく。畳の上に置いたり、テーブルに置いたりと、ワンクッションはさむけれど、自分の手元でお茶を淹れて、相手に渡す。

 

中国茶の作法は、急須を相手の手元に持っていって注ぐ。

これは、パーソナルスペースと親近感に関係があるのだと思う。また、国土の問題もある。日本は島国で、せまく、距離が近い。中国は大陸で、ひろく、距離が広い。中国の人は大きな声でコミュニケートする。

 


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中国茶もおもしろい。茶の色、香りで山や発酵具合を当てたりする。茶殻を見ても分かることが多い。

 

定義としては発酵0%が緑茶で、1%-99%が烏龍茶で100%が紅茶である。この烏龍茶が幅ひろく、奥深い。緑茶寄りの烏龍茶、紅茶寄りの烏龍茶という表現も出てくる。


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音楽と花と盛り付けのライブパフォーマンスと水出し茶の飲み比べ

 

自分の趣味全開でやらせてもらいました。

 

2017年12月


【生け花協力】
道家 草月流師範 玉野太一

【和菓子盛り付け協力】
盛り付けデザイナー 飯野登起子

【音楽協力】
デュオ 3日満月
箏 今西紅雪
鍵盤ハーモニカ 岡野勇仁

【お茶協力】
静岡県 富士 富士山まる茂茶園  大寒茶 丸火
静岡県 牧之原 釜炒り茶柴本  すっきり
愛知県 西尾 朝日園  抹茶
愛知県 豊田市 いしかわ製茶  有機玉露
三重県四日市市 マルシゲ清水茶  おもてなしかぶせ
福岡県 八女市星野村 髙木茶園  伝統本玉露
宮崎県 五ヶ瀬町 宮崎茶房 烏龍茶

【場所提供】
アートアクセスあだち音まち千住の縁 「仲町の家」

 


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https://youtu.be/pUxdq0mDqL4

 

茶MUSICA

 

2018年2月

 

世界を飛び回り、創作活動を続ける音楽ユニットHyougenとのコラボで、北千住のアートアクセス足立さんと「音楽とお茶のある古民家での一日」を創るというアートプロジェクトをしました。


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午前の慌ただしい空気を飲み込むように、サッとたしなむ抹茶。午後にリスタートするためのホッと一息つく煎茶。

 

音楽のライブ演奏の中、30人の参加者が5人ずつ、お茶を飲んでいく。

 

お茶をまだ飲んでいない人、お茶を飲んでいる人、お茶を飲み終わった人

 

それぞれの人数が、時間の経過とともに移ろい、それぞれの気持ちの現れが空間に充満していく。

 

落ち着く人、高揚する人、演劇的に振る舞う人、自然体になる人。

 

息づかいや、空気感に呼応するように音楽は表情を変えていく。そんなイベントになりました。


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https://youtu.be/W_UVaejPudw

 

 

 

 

【日記】天竜、阿多古屋に宿泊。山と茶プロジェクト参加。ジビエ、鹿肉おいしかった。

こんにちは、神崎です。

 

浜松の天竜に来ています。そして阿多古に宿泊しました。今住んでいる森町という地域からは隣にあたる地域で、車で40分くらいになります。

 


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7/11朝の写真

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窓を開けて外の風景を眺めていると聞こえるウグイスの声。ランニングをするおじさん。家の前を掃き掃除するおばさん。今日もいつものまま佇む守り神のような祠。

 

ログのようなつもりでとりあえず更新しておこうという腹積もりの神崎。

 

  1. 一棟貸しのゲストハウス阿多古屋
  2. 天竜、山と茶、プロジェクトに参加
  3. 鹿肉が美味しかった

 

ということを書きます。

 

阿多古屋

 

浜松の北の方、山深いところに構える、築160年の古民家を改築、リノベーションした建物。

 

5人で泊まれば7200円で宿泊できる、一棟貸しのゲストハウス。

 


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道路に面していて、窓からはたまに車が通り過ぎていくのが見れる。


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ソファーに座っているだけで落ち着いた気持ちになれる空間。


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一階の入り口付近には金の屏風


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天竜、山と茶プロジェクト

いま、浜松の天竜の方で観光客増加のための取り組みとして農や食、お茶をトータルプロデュースして、天竜の暮らしぶりとともに魅力を伝えていくようなプロジェクトが動いているということで、そのプロジェクトのお茶のことに関してすこしお手伝いさせていただけることになりました。 

 

お茶屋さんの紹介、お茶についての意見や提案、レセプションパーティーにおける呈茶パフォーマンスなどで関わることになります。


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料理とのペアリングを考えたお茶の提案。

天竜に物語のある数々のお茶のなかから、ピックアップして、料理、お菓子との食べ合わせ飲み合わせについて。

 

試飲の様子。

煎茶、烏龍茶、紅茶。

標高のある、山あいで育つ天竜のお茶は、霧が出るような気候条件から、虫がつきにくく、無肥料無農薬でも美味しいお茶がつくりやすいということがあります。


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紅茶は、後味に残る和紅茶独特のいい渋みがミルク系の特にチーズとか、それにトマトを合わせたようなグラタン的なものが合うんじゃないかとか。

 

烏龍茶は、その口中をさっぱりさせる香りや飲み口から、中華料理的な、特に白身魚を油で揚げて、チリソースをかけたような食べ物が合うんじゃないかとか。

 

意見を交わしました。

 

鹿肉おいしかった

 

天竜ジビエも盛んということでシカモ料理として扱うことになっており、試食も兼ねて、とりたて、さばきたての新鮮な鹿肉を食べました。

 

足つき。


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「動物」だったものが、「お肉」になっていく様子。どこからどこまでがまだ「お肉」なのだろうか。感覚的な意味で。


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充電がなくなってしまったので、写真は撮れてないのですが、鹿肉は脂肪分がすくなく、赤身の淡白な味わいでおいしかったです。

 

生の時は獣臭がしますが、焼くとそうでもないです。

 

以上、日記でした。

【田舎暮らし】地域の草刈り。生活にもどるために、冷たい水で野点。

こんにちは、神崎です。

 

千葉県生まれ、千葉県育ち、吉祥寺の大学に千葉から通い、大学を卒業してから東京の墨田区で2年半、シェアハウスで暮らしていました。

 

去年の8月から、はじめての田舎暮らし、かつ一人暮らしをしています。

 

夏。草が信じられない速度でグングン伸びていく。 

 

ので、地域で草刈りがありました。


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朝の8時から、15人くらいで、ワサワサと草を刈って


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若い人は、仕事で外に行ってしまって、あまりいないらしい。このへんだと、袋井、掛川、磐田、浜松まで車で30分、1時間くらいで出れるので、仕事には困らないんですね。


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草刈り機で、山から伸びてきた竹もバッサバッサと。


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きれいになりました。


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いつもお手伝いができないので、お礼的な意味も込めて、冷たい水で抹茶を点てさせていただきました。


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こんな感じで。


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「抹茶ってかしこまってしまうけどこんなにかんたんにもできるんだね」

「つめたいのも美味しいんだね、苦味?があんまり無いっていうか」

 

はい。

 

抹茶と言うと、茶道のイメージがつよいので、「どうやって飲むんだろう」とか「けっこうでございます」とか言わなきゃいけないんでしょ。

 

と言われるんですが、もっと適当に人が集まった時に、たとえばこういう草刈りだと一息ついて生活にもどる時の区切りをつけるために飲むくらいのも、あっていいんじゃないかと思ってます。

 

ので、いろんなタイミングでこうして抹茶を点てています。

【料理】10分でつくる梅干しとシラスのオイルパスタ。

こんにちは、神崎です。

 

静岡県の森町という地域に住んでいます。夜、車を運転していたら、イタチ?的な動物が目の前を横切って、あやうく轢きそうになりました。

 

自宅の庭に車を止めて、車を出たら「ぶるぁ!!」という音が聞こえてビク!!!!としたら、茂みの方にゴソゴソなにかが動いていきまして、多分あれはイノシシでした。近くの畑も、イノシシがミミズを食べに来ると言っていました。

 

こえー。

 

ということで、お腹が空いたので夜食パスタをつくりました。(?)

 

材料は、水、塩、昆布出汁、パスタ一握り、梅干し、シラス、醤油、オリーブオイル。

 

お湯沸かします。デカイ鍋が中で麺を泳がすことができて便利です。


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良質な水道水


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沸かしている間に梅干しを。

これは紀州産の龍神梅。最近よく売ってるはちみつ入りのあまい梅干しではなく、田舎のおばあちゃんが漬けてるようなガッツリしょっぱい梅干しです。これが好きです。


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2粒。


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種を取り出して、叩いておきます。


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お湯が沸騰したら


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昆布出汁。パスタは茹でられる時に水を吸うので、昆布出汁を入れておくと、出汁を吸います。和風パスタには昆布出汁が合います。

ふつうのペペロンチーノなら、塩だけです。


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健康に良いらしい塩。

この時点で、パスタの麺の味が決まるので、舐めてみてちょうどいいなというくらいまで塩を入れます。昆布出汁のおかげで、なんだか海の匂いがします。


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パスタひとつかみ。


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シラス。2パック入りで、198円。

今日のパスタ、ほぼシラスで原価の7割でしょ。


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茹でるところの写真撮り忘れました。

時間をはかるのもいいですが、麺を一本取って味見すると確実です。

 

そして盛り付け。シラスと梅干しを乗せて。


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オリーブオイルと、醤油をかけて完成です。


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海苔を乗せても美味しいですね。

納豆も合いそう。

 

以上です。食べ終わるまで20分です。

【料理】生米から30分でつくるシャウエッセンと夏野菜のパエリア。

こんにちは、神崎です。

 

今日は夏野菜のパエリアを作ろうと思ったら、ズッキーニも売り切れだったし、パプリカも売り切れだったし、とりあえず天狗ナスという大きい品種のナスと、桃太郎トマトを手に入れて、夏の気分を取り戻した。

 

その他、タマネギ、シメジ、インゲン豆、ニンニク、そしてシャウエッセン。調味料でクレイジーソルトと、コンソメ、ブラックペッパー。自分は手抜きなので、サフランターメリックは外してます。入れたほうが美味しいのはわかってるんですが(香りがいいんですよね)まあ、ええやろと心の中の適当関西人が言うので。

米は食べたいだけ。


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玉ねぎみじん切りにします


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木のまな板ってなんか雰囲気いいですよね。


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ガスコンロの火をつけるところも、一眼で撮るだけでこんなに、いいかんじになるんだ。


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ニンニクを、たっぷりのオリーブオイルでキツネ色になるまで弱火で加熱します。

香りが出てきます


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ちょっとカリカリになるくらいに。


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玉ねぎ投入。

玉ねぎは水分が多くて焦げにくいのでそのまま放置して他の野菜を切ります。


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インゲン。


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シャウエッセンの薄切りと、しめじをフライパンに入れて、弱火で炒めておきます。弱火でやれば焦げないのでその間にナスとかも切っておきます。


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米を炒めます。米は油を吸います。

魚介系のパエリアにする時は、米を炒める前に、エビやアサリを炒めて、トマトも炒めて、水も入れてスープをつくって、それを吸わせたほうが、米に味がしみて美味しくなります。


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米が半透明になるくらいまで炒めるので、その間にトマトを。


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入れます。

トマトは、水分が多いと青くさいですが、しっかり水分を飛ばすと、旨みがぎゅっとします。先ほどのみじん切り玉ねぎもそうですが、玉ねぎとトマトを十分に水分飛ばすと、カレーの要領ですが、うまみが濃縮されて美味しくなります。

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水を米が浸るくらいまで。

ナスを載せて。沸騰させます。


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弱火で15分くらい。


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端の方をめくってみて焦げができてたらいい感じです。もっとお焦げが欲しいときは、後から中火くらいで、煙が出るくらいまで加熱します。


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新宿ルミネの上の方にパエリア屋さんがあって、美味しいんですが、1200円くらいでこの1/3くらいの量しかなかったんですよ。

 

もちろん、普段買えないような、具材も乗ってて、小洒落た鉄のスキレットで出てきて、満足感はあるんですが。

 

そういうのを見て、パエリアってオシャレでちょっとお値段するんだなーって思ってたんですけど、自分で作ってみるとそうでもないというか、もともと、イタリアの猟師が山にうさぎ狩りに出た時に、適当な野菜と、捕まえたうさぎを使って、フライパン一つで作れる料理ということで発祥したとか読みまして

 

エビとかイカとかも、入ってたら美味しいですけど、漁師町のほうでの食べ方らしいですね。

 

ベーコンとか、ウインナーとかでも美味しいですし、なんなら肉がなくても野菜をいっぱい食べれておすすめです。

 

贅沢に具材使って、フライパンいっぱい作っても、400円くらいですね。二人で食べるなら余った野菜でスープも作ればいいと思います。