東京はビニール傘

東京。10月22日。台風接近。

電車の車内見回すと、6割くらいがビニール傘だ。

青や赤の水玉模様の傘を持った小学生や、重厚感のある持ち手の傘を持った紳士、レースのひらひらした上品な傘を持った婦人もちらほら見かけるものの、多くの人は軽くて、強い風が吹いたら裏返ってしまいそうな、骨のもろい透明な傘。


あめあめふれふれ かあさんが
ジャノメでおむかいうれしいな
ぴちぴち ちゃぷちゃぷ らんらんらん

も、ビニール傘でおむかえだと、なんだか味気ないな、と想像して思う。



傘は発明されてからずっと進化していないと言われている。
風圧で雨を吹き飛ばすハイテクなものがあるとか聞くくらい。

一方で使い方は現代的になった。

モノが石油から大量に作られて、安価な物になったから。
安物の傘は、使い捨てになった。


和紙に油を塗ることで撥水させる知恵は省かれた。


人にとって、雨の日には傘もファッションの一部になる。
足元が濡れて、髪も思うようにキマらなくて、心が沈むそんな日でも、雨だからできるオシャレは傘なのだ。



"東京の人にとって"かは分からないけど、
雨が降らない時には「無くていい」
雨が降った時だけ「必要」

1ヶ月使わない時もある。

お気に入りの傘は必要ないのかもしれない。



友人の父がおもしろいことを言っていた。

「私は傘はビニール傘しか使わない。家には傘を置かないので、コンビニで買う。外出中に雨が止んだらコンビニの傘立てに置いてくる。その傘は誰かに使って欲しい」

コンビニがレンタル傘サービスを始める時代も来るかもしれないと思った。

生活で雨は無くならないから。




実を言うと、自分も今日はビニール傘を使っている。

雨が続いているので、毎日ビニール傘。 だ。

でも、こんなことを考えていたら
ちょっと雨の日がウキウキするような
素敵な傘を買おうかな、と思いました。


あなたはどんな傘を使っていますか。