Everything is better than

日記ということにします。しばらくは。

ブログで情報発信をするために必要だったものは自分のなかの納得感だった

前回の投稿が2017年の10月で、今が2019年の3月で、ほぼ1年半、ブログを更新しなかったということになり、非常に心苦しいところはあるものの、あらためて再開しようと思い立ちました。

 

ブログを書くのに必要だったものは自分のなかの納得感

自分にとって、お茶に関わることで生計を立てていくといくところは根幹にあったものの、お茶のよさを伝えたいという、メッセージとして発信するところまでの納得感がなかったのかもしれないと、振り返っていました。

 

現代的な実利主義、合理主義的価値観から見たとき、お茶の価値はとてもわかりにくく、たとえば作法を知ったところで生活の役に立つのかと聞かれれば直接役には立たないし、年収が上がるのかと聞かれれば関係ないし、お茶を好きになったらこんなにいいことがあります!!!という自信がなかったのだということです。

 

今のところ、これに対する考え方としてお茶を好きになるメリットなどは考えてもしかたない。好きなものは好き。好きなものがある人生は最高。お茶を好きになる人も世の中にはまだいる。お茶に出会ってもらいたい。という、言ってしまえばシンプルな答えにたどり着いたかんじです。 

 

4000人に抹茶を点てて

2016年からの茶人活動の間、先日累計を出してみたところ、4000人以上のかたに、抹茶を飲んでいただくことができたようだとわかりました。

 

三重県の鳥羽グランドホテルで、毎月250人くらい点てているのがおおきいです。

 

日本人でも、抹茶を飲んだことがないという人や、昔に1回飲んだという人がほとんどで、抹茶のアイスやチョコは好きだけど飲むっていうのは機会がないよねと言われ、抹茶を飲む機会をつくるということは、それだけでそれなりの価値があるのだ。と腹落ちしたところがあります。

 

 

老人ホームでの抹茶

いまは、静岡県の森町という地域で、地域おこし協力隊をしながら茶人をやっています。

地域おこし協力隊の仕事も、森町のPR活動ということで、わたしは森町のおさだ苑というお茶屋さんが自前でつくっている抹茶を使って、お茶会をすることで、森町に興味を持ってもらっています。

 

そうした活動のなかで、森町のデイサービスセンター的なところで、着物を着て抹茶を点てる機会を頂いています。

 

若い男の人が抹茶を点ててくれるなんて嬉しいわーと言っていただけるので、嬉しいことです。

 

お茶を点てて、飲んでもらうということは、エネルギーの交換だと思っています。

抹茶がもともと長生きのための薬として飲まれていたこともありますが、飲む人のことを想いながら点てたお茶には自然と気がこもるのではないかと思います。


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