イチローでさえも嫌われる。嫌われない努力より、自分をどこかへ連れていく努力をしよう。
神崎です
この前、こんなことをツイートしました。
なるべく多くの人に好かれようとすると、なるべく多くの人と接することになって、多くの人に好かれると同時に、多くの人に嫌われるようになる。
— 神崎悠輔 (@kamkamkamyu0728) 2019年3月29日
注釈は必要ないくらいに簡単な、まるで小学生の算数のような事実なんですが、単純に10人関わる人がいて、10人全員が自分のことを好きなわけではなく、3人くらいが自分のことを好きになってくれて、5人くらいはとくになんともなく、2人からは嫌われてる。みたいなことばかりですね。
わたしはイチローがどちらかと言うと好きで、気がついたときにはもうシアトルマリナーズのイチローで、朝のニュースでは毎日イチローの安打数を聞いて育ちました。
日本人野手で初めてのメジャーリーガー。たいして役に立つわけがないとアメリカの野球ファンやジャーナリストに批判されていた中、初年度から大活躍で、オールスターにも選ばれ、200本安打も打ち、年度末には新人王、盗塁王、MVP、ゴールデングラブ賞、首位打者などタイトルを総なめでした。
当時、かっこよくてしかたがなくて、小学生だった自分は毎日友達とキャッチボールをしました。レーザービームとか言いながらヘロヘロの球を投げてました。
そんなイチローが引退するなんて、夢を見ているかのような出来事がつい先日あったわけですが、報道陣からの質問に対して、真摯に考えながら答えるイチローの姿は、それでも輝いていました。
昨日の自分の限界よりも少し頑張る日々の中で、世界中の人に夢を見せられるイチローは時代が時代なら神社がつくられてもなんら不思議ではないとさえ思います。
そんなイチローですが、オフィス北野の芸人であるダンカン氏がブログで、「なんだこのシラケ」と言って、ネットニュースで話題になってました。
ビートたけしのモノマネをする人が「ダンカンこのやろー」と言ってる人ということでしか知らないのは私だけかもしれませんが、そんなダンカン氏は、引退試合を茶番だな、と思ったそうです。
ダンカン氏に限らず、世の中には「イチローのあのえらそうな態度が気に食わない」とか「イチローが凡退するさまを見るのが喜び」とかそういう人もいるんでしょう。
イチローですらも、日本人の英雄的存在にやってなお、1億2000万人全員には好かれないということですね。
我が身を振り返ってみると、「嫌われたくないなー」と思うばかりに、言うべきことが言えなかったり、嫌われてる人からどうしたら好かれるのか考えてしまうことがありますが、「嫌われる人からはどうしても嫌われる」と割り切って、自分のやることをやっていくのが自分の人生にとってはよいということを教えてくれます。
余談
髪を切ったので自撮りをする。俺はそういうシンプルな行動原理に従う人間になりたい。首は痛くない。 pic.twitter.com/YVaJpHNmHg
— 神崎悠輔 (@kamkamkamyu0728) 2019年3月30日
髪を切りました。春なので。