【料理】生米から25分でつくる簡単雑炊。あと、『あやしや』を読んだ。
こんにちは、神崎です
夜ご飯なんですが、昼寝をしてしまって、なにか考える余裕もないし、ひとりだから適当でいいかーという日の雑炊です。
無印良品で買った土鍋。
洗った一合の白米と、4倍くらいの水。
シメジ
カツオ節
煮干し。手で細かくちぎって。
塩。なんだか健康に良いらしい特別な塩。
昆布。このあとハサミで細かく切りました。
火にかけて、沸騰したら弱火で20分くらい。
5分くらい蒸らしてできあがり。
途中で混ぜました。
顆粒の味の素とかでもぜんぜん美味しいと思うんですが、素材の出汁を取ると、いろんな味がして美味しいですよね。
特に、カツオ節や煮干しのイノシン酸と、昆布のグルタミン酸と、キノコのグアニル酸がそれぞれ含まれていると、旨味が爆発するんですよね。
簡単だけど贅沢感があります。
卵を入れようと思ってたけど、忘れてました。
『あやしや』という漫画を読みました。
京都か江戸のような街が舞台の、鬼と鬼を退治する陰陽師のような警察的存在「鬼導隊」がある世界観。
母親と従業員を「顔の無い鬼」に皆殺しにされて謎の鬼「だまり」に取り憑かれた12歳の呉服屋の男の子「仁」。
従業員と死ぬ間際に交わした「店を元通りにする」という約束を果たすため「顔の無い鬼」を退治するためにだまりとの共生生活をして、鬼導隊や、鬼や、鬼神との出会いを重ねて様々な苦難を乗り越えていく物語。
登場人物がみんな魅力的です。
人、鬼導隊、鬼神、鬼、それぞれが大事にするもの、信じるものはけっして同じではない。立場が違う。利害関係がある。組織や属性に対しての敵対意識がある。のにもかかわらず、特に仁が、「あいつは鬼だから」とか「あいつは鬼導隊だから」という偏見を持たずに、一人の人間と一人の鬼として対等に接する姿勢が真摯で、さすが呉服屋の若旦那としての振る舞いをすでに身に着けようとしているところとか。
日常シーンの楽しげなコメディと、戦闘シーンの血しぶき上がるグロテスクなシーンと、トラウマをえぐるようなシリアスなシーン。
バランスがよくてすごい惹き込まれる。感情移入してたまに泣きました。
これは読んだ人にしかわからないところなんですが、最終の伏線回収のところで、「佐吉」が「鬼の魂と、それに取り憑かれた不幸少年、影の鬼導師の一族の生き残り、素質十分な鬼導隊の見習い、鬼神の娘がひとつ屋根の下で平凡に暮らしてるんだもんなあ。俺らの遠い先祖が夢見てなしえなかった理想郷だ」という場面があり、すべての登場人物が、それぞれの悲しみを受け止め、気づかい合い、「楽しい」と言える日常を日々つくっていくことが、当たり前でないということを気づかせてくれるシーンがあります。
これがほんとに泣けます。
今なら(2019年7月19日まで)マンガワンというアプリで読めるのでぜひ読んでほしいです。