Everything is better than

日記ということにします。しばらくは。

抹茶を飲むのに作法はしらなくてもいい。「作法」は人それぞれの「愛」のあらわれなのだから

茶道に初めて出会ってから9年目、茶人として活動して5年目。 ホテルでお抹茶を差し上げたり、お茶会の企画などをして、お茶の入口を広げる活動をしてきているのですが、よく聞いていただく質問があります。「自分で抹茶飲んでみたいんですけど」「すこし作法…

死ぬことは一度しかできないが、生きることは何度だってできる。

人生を点で捉えないのは非常に有効なライフハックだ。 誰の役にも立てなくて、期待も裏切ってしまって、怒らせてしまって、最悪中の最悪、人生の底辺だと思っても、もっと最悪があるかもしれない。 それは今のところ闇金ウシジマくんを読んだりカイジを読ん…

やりたいことをやる、それだけでいい。

かっこいいと思った人たちを思い浮かべてみると「いつ寝ているんだろう」と思うくらいに忙しくしている。 「寝ている」のはそばで見ていて分かるのだけれど、倒れないでいるのが不思議なくらい働いている。 「働いている」というのも「働かされている」ので…

「書く」ことで変わったもの

さいきん、自分で「書く」ということはとても大切なことだったのではないか、と思うようになった。「書く」ことでしかあらわれない世界がある。自分という人間が、どのようなフィルターを通して世界を見ているかを記録すること。そしてそのフィルターの色彩…

抹茶が粉っぽくなってしまう人は発想を変えよう

以前にこういうツイートをしました。 茶筅でシャカシャカやるのが苦手で、抹茶の粉っぽさが残ってしまうという人は、ココアを少量のホットミルクで練るように、抹茶を少量の水で練ってみてください。 そのあとにお湯でうすめて空気をいれれば舌触りのいい抹…

表千家の抹茶と裏千家の抹茶、どちらがおいしいのか

表千家の抹茶と裏千家の抹茶はどちらがおいしいのか以前に、こういうツイートをしました。 表千家は抹茶の泡をたてないのですが、「泡たてるのと泡たてないのどっちがおいしい?」と聞いたら「泡たてたほうがクリーミーで美味しいからお点前のとき以外は泡た…

ビジネスマンに提案したい6つのお茶のメモ

これは今後やっていくひとつのプロジェクトのための思考のメモのようなものです。 古来、中国とインドの境目で発見され、1200年前に唐に渡った僧侶たちによって持ち込まれたお茶は、さまざまな作用を及ぼす薬として飲まれていました。平安時代、僧侶が修行の…

地方移住の促進に対して、情報発信の難しさ

1週間に1回か、2週間に1回くらい通ってしまうラーメン屋があります。家からすこし歩いて、川にかかった橋を渡ったところにあって、徒歩5分くらい。よく注文するのは醤油ラーメン500円。今日はチャーシューメンと白米でした。 いわゆるイメージ通りの、醤油と…

地方移住して参加費をとるイベントのむずかしさメモ

総務省の定義では関係人口についてこのように述べられています。 「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。 地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくり…

自信がない人に足りないもの

自信。 自信がある人とない人がいる。 自信がある時と自信がない時がある。 常にどんな時でも自信を持つというのは難しいかもしれないけれど、たしかなことはある、そんなことを考えてみたいと思います。 意識の上ではここは私のフィールドだ、と思えること…

「人とつながる能力」を身に着けた先にある未来を想像すること

インターネットやSNSのおかげもあって、簡単に人とつながれるようになった。フォロワー数がモテに影響するとかしないとか、フォロワー数があればそこから経済になるとか、フォロワー数はもはや人間の価値のひとつだとか、人とつながっていることが「絶対的に…

日本における茶の起源

茶がいつ、日本に入ってきたかは定かになっていません。しかし『奥儀抄』によると天平元年(729年)四月、聖武天皇がおこなった季御読経のときに僧侶たちに引き茶として賜ったと書かれています。そして『茶人物語』では唐から日本に茶を持ち込んだのは永忠と…

文章を書くこととジョギングの共通点

Twitterで文章を書くのは苦手じゃないんだけど、ブログになるとどうしても書けない。とずっと思っていました。短い文字数にするほうが難しいという意見を見かけたことがあり「自分は文章力はなくはないんだ」と恥ずかしながら思っていた時期もあったんですが…

風流とは、簡単に言うとなんなのか

風流とは簡単に言うとなんなのか風流ってなんなのか、辞書で紹介されていたりしますけれど、たとえば若者言葉として「エモい」が年の離れたおじさんに通じにくいような感覚があるように「風流」という言葉が便利な言葉として使われていた時があったとして、…

秋、思い出の部屋。

9月。うっとうしく肌に付きまとう暑さの中に、爽やかな風が混じるようになってきた。日射で温められた空気が一粒の氷でわずかに温度を下げたようだ。好きで好きでどうしようもないくらい、他に何も考えられないくらいの恋もいつか終わりを迎えてしまうし、終…

健康には「水」がいいのか「お茶」がいいのかについて思うこと

健康には水がいいのかお茶がいいのか、という論点があるようです。 ・お茶にはカフェインが含まれていて利尿作用があるから、水分も排出してしまう。だから水がいい ・カフェインには中毒性があるから依存してしまう危険性があるので常飲するのはやめたほう…

「生きるために働く」から「働くために生きる」へ、ネガティブイノベーションしてしまった世界。

「生きるために働く」というのがあたりまえだった時代がありました。それは、あれも欲しいしこれも欲しい、あそこにも行きたいし、新しくできたあのお店でも食べてみたい、でも使いすぎたらお金なくて月末がピンチになってしまう。という話ではなくて、今日…

稲穂にスズメが風流とはなんなのか

茶道だと、京焼の茶碗に稲穂にスズメがちゅんちゅん寄ってきている絵が描いてあったりして、それを見て「秋ですねえ」「風流ですねえ」という話をするみたいなかんじなんですよね。東京にいたころに茶道を学ばせていただいていた時は「稲穂にスズメって風流…

ビジネスマンのカフェインドリンクはお茶、になってほしい

コワーキングスペースで働くビジネスマンの人と話していて「いつもコーヒーを飲んでたんですけど、最近、なんか夕方になるとカフェインの副作用なのか、疲れるなって思ってて、コーヒーをお茶にしたら、健康にいい成分でカフェインがやわらげられてるのか、…

東京で一人暮らしをしながら、仕事のストレスで帯状疱疹になった友へ

単刀直入に言う。今、辞めたほうがいい。ここ最近ずっと、自分の役割ではない仕事を押し付けられて、残業もたくさんしているのに残業代もでなくて、成果も上がらないから「なんで成果上がらないだ」と感情任せに詰められていて、休みの日はゆっくりするくら…

捨てることは、所有しない自分になるための訓練だ。

何かを手放す瞬間は怖い。本を処分している。欲しくなったらまた手に入れればいいんだろうけれど、今、手元から失ってしまうのも怖いし、また欲しくならない可能性が高いことも怖い。「この本を持っていた自分」から「この本を持っていなくても平気な自分」…

ブログの文章を書く時の目標は「本数」と「文字数」と「書きたい理想の文章に近づく」にしたほうがいい

「すくなくともそうであってほしい」というだけの自意識かもしれないけれど。読むほうは目が肥えてしまったので、いい文章とか悪い文章とかはわかるのに、書くほうは努力を怠ってきたせいでいい文章はほとんど出てこないで、書きあがった文章を見て自分の「…

陶芸をしてきた。

陶芸をしてきた。誰かの役に立ちたい貢献感でなく、やらなくてはいけない義務感でもなく、自分の内奥から湧いてくる「純粋な美的感覚」を表出させたい。浜北の新原のアトリエ。つくる前は、お手本の形を見つけてないとか、スケッチしてないとか、いいものが…

歴史を学ぶメリットは「感謝の範囲を拡大すること」ができるところ。

これは、煮てはいないので、雑煮ではないのかもしれない。 焼いた餅を吸い物で食べる料理をなんと呼ぶのだろうかと考えてしまう。 簡単に食べられる雑煮のレシピとして重宝しているのが、あおさのスープをつかったやつ。お茶漬けにも使えるし味噌汁にも使え…

ソフトバンクのウルトラギガモンスターメリハリプラン。YouTubeを見た時にカウンターが増えて驚いた

今月からソフトバンクのウルトラギガモンスターに加入しました。 WIMAXも退会して、PCはスマホからテザリングでつないでいます。 YouTube見放題です!ギガ数に影響しません!と言われてたのに、スマホ端末でのカウントでYouTubeを見たぶんのデータ通信量が増…

1か月で本を17冊読んだ。13冊はメルカリで売れた。

今月は17冊の本を読んだ。そして13冊売った。ほとんど再読だったけれど、処分するために、売るためにも今までとは読み方を変えた。今までは、最初から最後まで順番に読みたかったし、手元においておくことでいつでも見返せると思って好きな文章を選ぶという…

目標がないと「ズレる」ことすらできない。

8/23から8/30の間に23本の投稿をした。 文章量としては1500~2000文字程度の平均。茶の本の解説や、陸羽のことが書けたのはよかった。文章として書きなれていないのでつたないかんじになってしまっているけれども、本来はこういう文章を書きたい。雑誌の『Ri…

『マッキンゼー流 問題解決の教科書』は入社前の人や就活中の人にならおすすめかも

就職活動をしていた時期に購入して読んでみた本。当時は社会経験もなく、ロジカルシンキングとかフレームワークとか問題解決ってなに?というくらいのかんじだったので「なるほど分かりやすいな」と思って読んでいました。 社会に出てみて数年たった今再読し…

「主体性」つまり「自分の反応を選択する力」を鍛える。

『夢をかなえるゾウ』を、読み返しています。 夢をかなえるゾウ前に何度かなんとなく読んで「うんうん、わかるわかる」というかんじでさらっと読んでいたんですが、昔に読んだという補正があるからか、読み返してみるとなんだかいろんな感情と一緒にじっくり…

陸羽の生きた時代と陸羽の人物像。そして茶経について

陸羽という人物について。 茶道の精神性の核になる部分をつくりだした人として知られる陸羽。 どんな時代だったのか どんな人物だったのか 茶経にはなにが書いてあるのか どんな時代だったのか 陸羽が生きた733年から804年。唐の時代。 かんたんに言うと、め…