自分の人生を生きるためには、優先順位をつけることが大事。
こんにちは、神崎です。
大学を卒業してから、就職をせずに茶人という活動をして、生計をたてて3年以上が経ちました。
カッコいい言い方に聞こえますが、その実は生き延びてきただけくらいの低空飛行で、地域おこし協力隊の活動をすることで金銭的にも、活動の幅も、広がった今が一番安定しています。
少なからず、他人とちがう道を選んできたということもあり、就活や転職、結婚、専門学校へ通い始めるかという、人生の岐路に立った友人から悩み相談をいただくので、ブログの方でも考えをまとめておきたいと思います。
やりたいことがまだ曖昧。依頼された仕事はとても光栄だが、やりたい方向性と違う気がする
もともとデザイン系の会社で働いていて、今は退職した25歳。自分のスキルを活かした仕事をしたり旅をしながら自分のやりたいことを探しているという友人。
打ち合わせの機会に、気に入ってもらえて仕事を一緒にしたいと言われたのだが、自分の趣向と違うという印象があり、ただスキルUPとかきっかけ作りには人生の分岐点としてありなのかもしれないとも思い、悩んでいるということ。
キーワードだなあ、と思うのは
「自分の趣向と違う気がする」
「スキルアップ」
「きっかけづくり」
ですね。
自分の趣向と違う仕事をやるかどうか
これは、優先順位のつけ方の話ですね。
好きなことを仕事にしたい系のスタートでフリーになった人は、最初の時期は、人間関係もせまい、仕事も多くない、やりたいこともまだ曖昧、という、どう身動きをとればいいかわからない状況にあります。
仕事の数を増やしたい(実績づくり)
仕事のスキルを身に着けたい(チャレンジ)
収入を増やしたい(お金)
自分の納得した仕事をしたい(価値観)
人のつながりで断りづらい(人間関係)
などの軸を設定して、これらすべてが気持ちよくバランスが取れていることは少ないのですが、今回はこれが目的だ!というのを決めてしまうのは大事ですね。
理想的には「自分の趣向とはちがうけど、依頼された仕事だからやる」というのがプロの姿勢でかっこいいと思うのですが、自分に自信がない時期、能力が低い時期、悩んでいる時期は「自分の趣向とはちがうから手を引く」という選択肢を選ぶのは悪いことではありません。
スキルアップしたい
スキルアップ、したいですよね。もっと人の役に立つようになりたい。
人間は、他人のために力を発揮することで、能力が伸びるという性質があるそうです。
困っている人を助けたい
好きな人の力になりたい
家族を養わなければならない
など。
ただ、先方はスキルアップのために仕事を依頼してくれるわけではないので、スキルアップしたいから仕事を受けるというのは、相手に失礼だという考え方もあります。
とはいえ、人はなにかをすれば必ず新しい発見があったり、新しいことができるようになったりするので、スキルアップを重視はしなくてもいいのではないかと思います。
プログラミングでC言語を使えるようになりたいとか、イタリア料理も作れるようになりたいという、明確な目標設定があるなら良いとも思います。
きっかけづくり
なにがきっかけになるかは分からないものです。新しい人や、状況との出会いは、劇的なきっかけにならなくとも、数年たってゆるやかに変化をうながすような出来事もあります。
ビジネスの超有名人である大前研一さんが、
人が変わるには時間の使い方、付き合う人、住む場所のどれかを変えるのがいい、と言っています。大勢の人がこれを引用している場面をよく見ます。
動いていれば、すべてがきっかけになりうる。と思えば、きっかけを作ることを優先順位の一番にしなくてもいいんじゃないかと思います。
結論
相談者に対してはもうすこし踏み込んだ具体的なヒアリングをしたり、人となりを考慮してアドバイスをするということもあり、ブログではすこしふわっとした話になってしまいがちですが、自分の中で優先順位をつけることは、どんな時も大事なことです。