Everything is better than

日記ということにします。しばらくは。

ワクワクして生きるにはどうしたらいいのか

「ワクワクして生きるにはどうしたらいいの?」と聞かれた。どこにでもある人間関係のいざこざのストレスや、ハードワークで自分のキャパシティを超えてしまったストレスが原因で体調を崩し、働くことを一時的に休んでいる親しい女性からの質問だった。

彼女はいつでも期待に応えようとしていた。学校では授業を真面目に聞き、ノートを綺麗に写していたし、吹奏楽部では熱心にコンクールの賞を目指した。仲間を鼓舞することも忘れなかった。就職活動も頑張って満足する会社に入った。しかし、「ワクワクする方法を忘れてしまったのか、あるいはワクワクして生きてきたことなんてなかったのかもしれない」ということらしい。

それに対する答えを一言で簡単に言ってしまうならば、なにかに没頭することもしくは没頭できる何かを見つけることなのだけど、そもそも「没頭できるなにかを見つける方法がわからない」のだそうだ。たしかに、それは困ったことかもしれない。

「実はそもそも、没頭できる何かを持っている人なんて多くないんだよ。楽しそうに何の不満のひとつもなさそうに生きている人だって、ふとした瞬間にむなしさに襲われてしまう。そういうものなんだよな。生きていくのって」なんて言うと、「ふーん」と、答えられないんだ、みたいな反応を示してきた。

わかった。方法はね、いくらでもあるよ。インターネットで検索すればいろんな人が試した、いろんな方法が出てくる。やりたいことリスト100をつくって直接的に探してみてもいいし、逆にやりたくないことリスト100を作って消去法的に探してみてもいいし、自分史をつくって過去から探してみてもいいかもしれない。

ようするに、ワクワクする人生を生きるっていうのは、自分を理解するってことなんだよな。嫌なことをなるべく避けて、楽しいことを増やす。苦手な人とのコミュニケーションを減らして、好きな人とのコミュニケーションを増やす。ネガティブを減らしてポジティブを増やすということ。食べ物、時間の使い方、会う人、やること。そうした選択の中で自分が幸せにしたい人たちや、より良くしたい物事ができてきて、そのために人生を費やしていられるようになるんじゃないかな。たぶんね。

自分を理解するというのは、言葉では簡単だし、みんながみんな「自分のことは自分が一番よく知ってる」と思い込んでいるんだけど、実は、世間の価値観や、周囲の成功像や幸福像を、とりあえず受け入れているだけで、本当の意味で自分の本心と向き合ってきたかというと、どうなんだろうね。

すくなくとも、そういう、無視していたストレスはいつか体に出てくるし、もしかしたらその結果が体調を崩したことでもあり、今ゆっくり休む時間を取れているのは、長い人生で見たらポジティブなターニングポイントと言えるのかもしれない。

「ワクワクして生きていきたい」なら、一般常識も、他人の意見も無視して、自分の声だけを聴いてみる時間をとってあげるといいのかもね。

これが、今の自分に持ち合わせている答えだった。