Everything is better than

日記ということにします。しばらくは。

手ぬぐいを使っている理由

結論から言うと
吸水性が高い、すぐに乾く、かさ張らない。その三点がとくに手ぬぐいのメリットです。

それ以外にも、肌を傷めない、ヘアキャップになる、衛生的であるなどの下位メリットもあります。

1、吸水性が高い

洋晒のハンカチと比べた時との比較でしかないのですが、ハンカチはその製造方法の事情から糸に引っ張りをかけられているので空気の含みが少なく、水を抱え込める場所が少なく、吸水性が下がるとのこと。

一方で手ぬぐいは毛羽立ちが適度にあって、生地をむりやり引っ張っていないので空気を含んでいて水を抱える場所が多く、吸水性に優れていると。

手ぬぐい屋さんのブログに書いてありました。

実際に、カフェに行って冷たい飲み物のグラスが汗をかいてテーブルを拭く時にハンカチを使っても全然吸水してくれないなーと思ったりしていました。

手ぬぐいは水に触れればスーッと吸水してくれるのでストレスなく拭くことができていいです。

柄の手ぬぐいはそういう意味で「ハンカチ」代わりにも使えるのですが、僕はバスタオルとしても使っています。

僕はけっこう前から「バスタオル」を使いたくなかったんです。

バスタオルって、ふわふわしていて、よく太陽に干した後とかだとお日様の香りもするし、幸せな気分になれて好きなのですが、とにかくかさ張るし、洗濯しても乾きづらい。

自分で洗濯物を干さない人は分からなくて、一人暮らしの人や洗濯をする人あるあるだと思うのですが、分厚いバスタオルってとにかく乾かないので、Tシャツは乾いてるのにバスタオルだけまだ生乾き、みたいなことってありますよね。

なので「バスタオル」程度の吸水性がある手ぬぐいを使うことで、ふかふかさは全くないのですが、そのあたりのストレスを軽減することにしました。

ビショビショになっても、よく絞ればすぐにまた吸水するようになるので、二、三度拭けば体は完全に拭けるし、そのあとに頭に巻いておけば、髪も問題なく乾きます。

2、速乾性が高い

上でも説明してしまいましたが、手ぬぐいはとにかく乾くのが速い。

ビショビショになっても、畳んで絞って、洗濯物を干す前にシワを伸ばすようにパンッと振ると、さらによく乾きます。

雨で涼しい日とか、ハンガーにかけておいても一晩でタオルが乾かないということがよくありますが、手ぬぐいならそんなことはなく、一晩も置けばパリパリに乾いています。

銭湯に行くときに、ビショビショのタオルを持って帰ってくるのが嫌だとか、旅行の時に干しておいたのに朝、生乾きのまま持って帰りたくないとか、そういう心配もなくなります。

濡れているタオルは重くなってカバンの中でも邪魔になるので、しっかり絞った手ぬぐいのほうがコンパクトで使い勝手が良いと思います。

速乾性で言えば、セームタオルを買ったこともあります。

小学生のころスイミングを習っていた時に、インストラクターの先生が使っていたのがかっこよくて、3年くらい前スポーツジムに通ったのをきっかけにセームタオルを買いました。

吸水性と速乾性で言えばもう最高レベル。

しばらくはそれを使ってもいたんですが、手ぬぐいとの違いはやはり「拭く」以外に使えないこと。
手ぬぐいなら頭に巻けるのに、手ぬぐいなら身体を洗うのにも使えるのに、そういうマルチな能力も考えると、吸水性と速乾性のトップよりも手ぬぐいのほうが便利でいいな、と思いました。

3、かさ張らない

これもすこし上で説明してしまったのですが、ふつうのタオル、バスタオルと比べて圧倒的に体積が小さいため、かさ張りません。

普段、家で置いておくときにもかさ張らないのは有り難いのですが、とくに力を発揮するのは、旅行の時に荷物として小さくなるという点。

タオル、バスタオルを持っていくとかなりの面積をとることになるし、帰りは濡れたものを持ってくることになるので最悪です。

家ではともかくとして、ここ7年くらいは旅行や友人の家に泊まりに行くときにバスタオルもタオルも持って行ったことはなく、基本的に手ぬぐいを持っていきます。

折りたためばハンカチくらいの大きさなので邪魔にもなりませんし、ハンガーをひとつ使えば翌朝には完ぺきに乾いています。

自分はミニマリストを目指しているわけではありませんが、ミニマリズム的にも省スペースな手ぬぐいのほうが便利だと思います。

4、肌を傷めない

体を洗うことにも使える手ぬぐい。
体を洗うで言うと、無印良品の泡立てボールを使っていたのですが、なんだか肌に傷をつけやすい感じがして好きじゃありませんでした。

泡立てネットは190円でやすいのですが、使用しているうちにけっこうボロボロになってくるし、真ん中のあたりからほつれてバラバラになってしまいました。

木綿の手ぬぐいはやわらかく、泡も泡立てネットと同じようにフワフワのものができるので、無駄に用途を分けて泡立てネットを使うよりは手ぬぐいで十分だなと思うようになりました。

ガシガシ洗わないと汚れが落ちている気がしないという人もいるかもしれませんが、そんなにこすらずともちゃんと垢はおちているようなので安心していいと思います。

僕も昔はへちまを乾燥させたものを使っていたこともあって、肌が赤くなるくらいこするのが好きだったのですが、肌がガサガサになってしまった気がしてやめました。

なんでも相性があるので一概には言えませんが、敏感な肌の方はこういったやわらかい木綿の素材で洗ったほうがいいのではないでしょうか。

また、垢すりの道具として使ったあとは、前述のように、そのまま絞ればバスタオルとしてつかえるので、お風呂場にこれと石鹸だけ持っていけば基本的にはおしまいで、省エネです。

5、ヘアキャップにもなる

湯船でゆっくりあたたまりたいとき、髪の毛が邪魔だったりしますよね。
後ろのほうから、ターバンのように巻けば髪の毛をまとめられますし、ハチマキみたいにしてもいいと思います。

お風呂上りも、髪だけ乾かすのを後回しにするなら、服を着てから頭に手ぬぐいを巻いておけば、時間の経過とともにかなり乾かしてくれます。

あと、ドライヤーで乾かす時に手ぬぐいの上からドライヤーの風を与えると、ドライヤーで乾いた手ぬぐいが髪の毛の水分を吸うので、普通にドライヤーの風で乾かすよりも早く乾くという裏ワザが前にテレビやっていた記憶があります。

自分は髪が長くないのでそこまで違いは分からないのですが、熱すぎる風は髪の毛のたんぱく質を劣化させるので、手ぬぐいをクッションにして乾かしています。

6、衛生的である

速乾性が高いことからの副次的な効果なのですが、すぐに乾くことで雑菌の繁殖を抑えることができます。

よく、手ぬぐいは切れ端がほつれてきて邪魔だとかみすぼらしいとか、嫌がる人は多いのですが、その「ほつれ」こそが手ぬぐいの特徴のひとつで、端が折り曲げて縫製されずに切りっぱなしになっているからこそ、汚れもたまらないし、水分も蒸発しやすいのです。

以上、手ぬぐいを使っている理由(メリット)でした。

手ぬぐいがおすすめできない人

このままでは手ぬぐいの営業マンのようなので、デメリットというか、手ぬぐいが合わない人についても紹介しておきます。


・ふわふわのバスタオルで体を拭きたい人
・ヘアキャップや体を洗うタオルもいろいろな種類を使いたい人
・ほつれが気になってイライラしてしまう人

以上の人は手ぬぐいを使うことはお勧めしません。

手ぬぐいがおすすめな人

逆に
・バスタオルはかさ張るし洗濯もめんどうなので使いたくない
・バスタオルとタオルを兼用して荷物を減らしたい
・すぐに乾くタオルがいい

などを考えていた人には手ぬぐいが間違いなくお勧めです。