Everything is better than

日記ということにします。しばらくは。

近況。具体的な目標がないときついという話。

 

最近

彼岸花が咲く時期になってきた。

 

最近はけっこう色々している。筋トレしてブログ書いて、新規事業用の資料作って、本を読んで、料理をして、断捨離して、座禅をしている。仕事の連絡もできている。


地域おこし協力隊用のTwitterの投稿予約つくって、毎週1回地域活性化目的のカフェを運営していて、移住者が気軽に住めるためのシェアハウスを作ろうとしている。


さっき酔っ払っていて仕事道具を割ってしまったのがショックなくらいで他には特につらいこともない。穏やかな日々だ。仕事道具を壊してしまったのはかなりショックだ。泣きそう。


そういえば、日々の動きについてなるべく記録を取るようにしたらブログを書きやすくなった。リアルタイムで日記を書くようにしている。漫画の『未来日記』みたいだ。


目標がない組織でなにかをやるのは大変


充実してきた一方で、軽く後悔してることがある。


目標がない団体でなにかやるのはけっこうキツイと思った。

 

個人の志向の話なのでどちらがいいという話ではなく、自分が合わないという話なのだけれど。


たしかに、温泉のようにとくに目的もなくなんだか気持ちいい居心地のいいコミュニティは、それはそれで大事だ。


だけど「問題意識」があるのに「課題設定」や「目標設定」がない組織というのはダメなんじゃないか。


うまく言えないけど。


目標がないということは評価される指数がないということだから。頑張ってるとか頑張ってないとかの判断もできない。改善の提案もできない。


暫定でもいいから、ていうか基本的に目標というのは暫定しか無理なのだけど、なにかしないといけないとかどうにかしないといけないとか、問題意識はあっても目標がないと、なにもしようがない。


地域活性化の場合


たとえばのはなし。


高齢化問題、少子化問題。地方の過疎化問題、観光客の減少問題、地域のつながりの希薄化問題。いろいろあるとする。


課題設定としては観光客増加、移住者増加、地域コミュニティの形成、子育て支援、孤独生活のサポートなどがあるはず。


行政としてはバランスよく課題を盛り込まないと議会や町民に「これは無視していいのか」などと突っ込まれるから、まんべんなく課題として取り上げる。


けど、リソースは限られている。お金も、人も、時間も。一度に一つずつしかできない。


地域コミュニティの形成をやっていたら、「観光客増加にどうつながるんだ」と言われたら、「今は繋がりませんが最終的には繋がりますよ」と言うしかないし


観光客の増加のためのPR活動をやっていたら「それは地域の活性化にどうつながるんだは」と言われて「今は繋がってませんが最終的には繋がりますよ」と言うしかない。


いろいろな課題がありすぎるせいで、身動きが取れなくなってる、という自治体は多いんじゃないだろうか。


具体的に活動をすれば、なんらかの反対意見や提案をする自称活動家の地元民が発生する。


すべてを網羅した活動は結局、中途半端になってなにも成せない、と思う。


老人にとって居心地のいい場所は必ずしも若者にとって居心地がいいわけではないし、逆もそうだ。


公平であることは難しい。誰のためにもいいものなどない。


アルコールだって、どんなに飲んでも全然平気でいくらでも飲める人もいるし、反対に一口飲んだだけで倒れてしまうような人もいる。


誰でも飲めるアルコールをつくれって、無理でしょ?


切り捨てる覚悟


目標を決めるとき、ほんとうに大事なことは、何をやらないかを決めることだ。諦めるものを決めることだ。切り捨てるものを選ぶことだ。


筋トレでも読書でも、新しい習慣を取り入れたいなら、ぼんやりしていた気楽な時間を捨てる覚悟をしないといけない。


少子化対策をするなら、老人のケアは削らないといけないかもしれない。少子化問題と高齢化問題はべつのものだ。


若者の住みやすい地域あるいは子育てしやすい地域をつくるためには、保育施設をつくったり、支援金を出したり、家を用意したりする必要がある。

 


老人の住みやすい地域にするには、家庭訪問をして健康のチェックをしたり、スーパーまでのバスを出したり、共同浴場を作ったり整備したり、健康目的のサークルを運営したりする必要がある。


観光客を増やしたいなら、店のPRや、観光地の整備をする必要がある。トイレを作ったり、看板を設置したり、道を整備したり。


移住者を増やすなら、移住希望者に向けた情報を作る必要があるし、移住者向けの賃貸物件の発掘や整備、もしくはお試し住宅の用意が出てくる。


行政としては「みなさん」のことを考えなければいけないけれど、「みなさん」のことを考えすぎて切り捨てることができず、目標設定ができていないというのは本当にきつい。


なにをやればいいのかわからないし、なにをやっても別の誰かからなにかを言われる。

 

切り捨てる覚悟は必要だと思う。

 

とは言え、自分も色々な人にかなり迷惑をかけて面倒を見てもらっているので偉そうなことは言えない。

 

勝てば官軍、負ければ賊軍という言葉を思い出すがこの場合がそうかは分からない。

 

大きな成果を出してしまえば評価はされるのだろう。それまでの不評を打ち消すように。