まずは居場所を侵略するものを最大限処分する。『シンプルに生きる』を実践していく
必要ではないモノたちを減らしたい
最近は断捨離をしている。
とは言っても、劇的な変化はまだなく、徐々に捨てられるものから捨てているだけなのだけれど。
東京にいたときは6畳の部屋に住んでいたこともあって、無駄な買い物をしなかったし、所有物のスペースは限られていて、置いておくこともできなかった。
静岡に住んでから、一軒家で暮らしているため、なんだかモノが増えてきた。
なにが増えているのか分からない感じでごちゃごちゃしている。
仕事の道具は間違いなく必要で、生活の道具も必要だ。
だけど、ほかの必要ではないモノたちがなんだか多くなってきた。
今、シェアハウスをつくるプロジェクトをしていて、自分のプライベートスペースはかなり狭めることにした。
シェア本棚をつくるし、食器も共用にするつもりなので、本や食器は処分しなくていいのだけれど、それ以外のモノをとにかく減らしたい。
最近捨てていたものはこんな感じ
ビン、缶、空いたペットボトル
また今度捨てようと思って捨て忘れることで溜まっていく。溜まりすぎるともしかしたらこれでアート作品を作れるんじゃないか?と思って逆に溜めたくなってきたりする。絶対に作らないのに。すぐに捨てる癖が必要。
枕
汚れた枕を長期間使用し続けると頭皮のニキビや抜け毛、頭皮湿疹などの頭皮トラブルを引き起こす恐れがある。
洗濯はしていたけれど、何年も使っていたので捨てた。とりあえずはなくても寝心地は変わらない。
布団も、寝袋でいいかもしれないと思ってきている。
タオル
手ぬぐいの話のときにも書いたのだけど、乾きにくいし、かさばるし、日常では使わないことにした。古くなっていたのは雑巾にして床を拭いてから捨てた。
割れ物を包んだりする時がわりと頻繁にあるので、まとめて箱に入れて仕事用にとっておいた分は残した。
食べるかもと思ってとっておいたレトルト食品やお菓子
賞味期限が切れていた。ミートソース、せんべい、ビーフジャーキー、ガム、飴、海苔、塩昆布、スープのもとなど。
これからはなるべく、1ヶ月以内に食べるもの以外は買わないようにする。
3Dペン
前に購入したけれど3回しか使わなかった。
パンフレット
いつか行きたいと思って取っておいたパンフレット、いつか買いたいと思って取っておいたパンフレット。
参考になるかもと言われて渡されたパンフレット。
また見たくなりそうなものは写真にとって捨てた。まだ捨てられるものがある。
なるべく紙のものはデータにして、所有しないようにしたい。
服
ヘインズのTシャツ以外のTシャツはすべて捨てた。
ユニクロのヒートテックやエアリズムも捨てた。化学繊維の影響で乾燥肌になってしまうから。
ズボンも、ジーンズ3本と、ジョギングウェアと冬の部屋着のボアスウェットを残して捨てた。
ノート
今までなにか色々書いていたノート。
嵩張るので捨てた。見返すと色々とおもしろいけれど、見返す機会もほとんどないので捨てることにした。
茶人を目指すことにしたときに調べたいろいろなことが書いてあった。
本
捨ててはいないけれど、メルカリで売って処分した。
23冊、13000円くらいになった。
シンプルに生きる
フランスのエッセイスト、ドミニック・ローホーの著作、『シンプルに生きる』を読んでいる。
そこにはこう書いてあった
まずは居場所を侵略するものを最大限処分します。
すると、「処分しなければ」という重荷はなくなります。
決断は直観的になり、装いはずっとエレガントになるでしょう。
住まいはより快適になり、手帳の予定や約束も減ってきます、
良識がよみがえり、あなたは人生をより明晰に見通すことができるようになるでしょう。
私からのアドバイス。
持ち物をリストアップしてみてください。
あなたの身辺整理の手助けになります。
手帳の予定や約束はもともと埋まっていないような生活を送っているので心配はないし、今の生活を不便だと思っているわけではないのだけれど。
思考も、持ち物も、ごちゃごちゃした生き方には飽きてきた感覚がある。
大好きな本だって、新陳代謝をさせていくことを今やっている。
自分にとって本当に価値のあった本が自然と残っていくことで、そうでなかったたくさんの本が無意味なインテリアになっていたことに気付く。
自分の価値観も明確になってきた実感もあるし。
人生をより明晰に見渡すことができるというのはこういうことなのかもしれない。
みんな大好き『星の王子様』で、王子様はキツネにこう言われる。
「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」
そしてキツネは続ける。
「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」
本も、一冊の本を何度も何度も読んで、自分の考えの一部として使うことで、ほんとうにたいせつなものになっていくし
生活も、何度も自分の持ち物やルーティンを見直すことで、ほんとうにたいせつなもの、になっていくのだろう
参考文献