茶道に興味をもち始めた人におすすめしたい、小堀宗実著の『茶の湯の宇宙』
神崎です
本の整理と、少し要約をまとめて紹介にしようと思いました。
本棚の整理を兼ねて、本の要約、紹介をします。
— 神崎悠輔 (@kamkamkamyu0728) 2019年4月3日
本好きの友人がいて、Twitterで不定期に本の紹介をしているんですが「人が本の紹介してるのも好き」とのことで、ある意味では彼に向けてやることにしました。
最初は遠州流13世家元である小堀宗実氏の著書、『茶の湯の宇宙』です。
茶の湯の宇宙
— 神崎悠輔 (@kamkamkamyu0728) 2019年4月3日
遠州流13世家元である小堀宗実氏による、茶道コラム。氏の茶道家人生でのできごとを各テーマごとにやさしい言葉で紹介。一座建立、清める、禅寺修行、余白の美、不足の美。となりでほほえみながら話しかけられているような語り口。茶室が近くなる。茶道に興味を持った人向きの一冊。 pic.twitter.com/gZIR7W7ilW
茶道を2〜3年やると、畳の歩き方や、静寂のなかに聞こえる鳥の声や、精神的なしずまりや、それまで感じなかった色々なことが分かってきたり、疑問として生まれてきたりしてきます。
そんな、茶道として、茶室世界においてのできごとを、家元ならではのエピソードを織り交ぜながら、やさしい語り口で話しかけてくれるのがこの本です。
茶道を未経験で読んでも、そういう世界観なのかーと思えますし、経験者でも、そうだよなーとか、あ、なるほどなーとか思えますし、いい本です。
網羅的に知りたいとか、深くまで知りたいというニーズには答えられませんが、おだやかな海の浜辺で水遊びをするようなきもちで、かろやかに気楽に、茶道に触れることができます。
実際、わたしもこの本を購入したのは、茶道をはじめて1年目のときでした。
茶道を習うというのは、けっこう先生によって色んな向き合い方があり、厳しい先生にあたる人もいるみたいですが、この『茶の湯の宇宙』を読んでおくと、お茶ってこんなに気軽にとらえてもいいのか!となるのでオススメですね。