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日記ということにします。しばらくは。

持ち家が得か賃貸が得か論争についてなんとなくまとめた

持ち家と賃貸どちらのほうがお得なのか論争というものがある。終身雇用制もない時代でローンを組んで家を買うのはリスクだとか、災害が多い国で家を買ってもリスクだとか。そんなことはない家は結果的には資産にもなるしお得だとか。賃貸のほうが柔軟性が高くて便利だとか。

結局、「どれだけ稼いでいるのか」「何人で生活するのか(したいのか)」「どういうライフスタイルをしたいのか」で変わってくると思うのだけれど、結局、私は「田舎で家を買う」ことにした。

お金を稼いでいく人生ではなさそうなこと、趣味にお金がかからなそうなこと、都会に暮らしていると疲れてしまうこと、固定費を減らしたかったことなど、様々な要因があって、たまたま安くてそのまま住める物件と出会うことができたのでなんとかお金を工面して家を購入することにした。


参考にした意見などはいろいろあるのだけれど、phaさんの『しないことリスト』はけっこう参考になった。体力がないことや、ダラダラ暮らすのが向いていることなど、個体としての前提が近いこともあって、考え方も参考になる部分が多い。





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現代社会で生きるのに必要なお金のうち、かなりの割合を占めるのが家賃だ。家賃をできるだけ払わなければ、その分だけお金や労働に追われずに済む。そもそもお金がなくても最低限の寝る場所くらい保証されてもいいんじゃないか。結局土地を持っている奴が一番強いのか、と思ったりもするけれどそんなことを言っても変わらないので、ある程度支払うのは仕方ないだろう。
ただ、家賃をゼロにするのは難しいけれど、減らすことはできる。一番効率的なのは至極あたりまえだけど「家のランクを下げる」ということだ。

これはもっともだと思った。

ボロ家で暮らすことに耐性をつけておくといい、とも言っているけれど、自分はけっこう不便でも暮らしていける。クーラーがなくてもわりと大丈夫だったし、車中泊とかもけっこうするのでカセットコンロと鍋があれば料理もできる。カセットコンロは割高だから生活には向いていないけれど。銭湯にいけば500円で広い湯船にも入れるし、東京にいたころはスポーツジムを契約していたけど、月額7000円くらいで24時間いつでもお風呂も入れた。

たまに、銭湯は不潔だから嫌だという人とか、めんどくさいから料理はしないとか、クーラーがないと死ぬとかいう人がいる。クーラーはないとたしかに最近は本当に死ぬことがあるから気をつけたほうがいいけれど。

いい暮らしをしようとすると、それだけお金がかかるし、お金を稼ぐために一生懸命働かなければならない。

そういう意味で「寝る場所」をどうするかという問題だけれど、プロおごられやーさんとかは賢くて「人の家で寝させてもらう」をやっていた。今は自分の家に住んでいるらしいけれど、それもライフスタイルを前提として個人がたどり着いた結論のひとつだと思って感心した。

YouTubeにもいろいろな人が賃貸か持ち家かについては意見を述べているのでなんとなくまとめてみた。

勝間和代さん 都内で賃貸暮らし

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結論から言うとライフスタイルでちがう。

勝間さん自身は3年くらいで引っ越してしまうことが多かったのもあり、賃貸に住んでいる。賃貸のほうが柔軟性が高い。
家族構成が変わるとか、収入が変わるとか、住む場所が変わるとか、

家賃は25%で組んだほうがいい。30%になってくると収入が減ったときに生活に困る。住宅ローンも25%以内。

賃貸なら、収入が減ったときは住み変えるだけですむ。


買う場合
平均的なグレードの家を、借りたほうがいいか買ったほうが総費用が安くなるかというと、買ったほうが安い。
中長期的に15年程度以上住むなら持ち家のほうが安くなる
買う時は新築は注意。新しいものはなんでもプレミアムがつくので高くつく。

家を買うなら新築ではなく中古で買ったほうがいい。中古で買ってリフォームをしたり、リノベーションをしたほうがお得。

住宅ローンは最後の手段。

イケダハヤトさんの場合 田舎で持ち家

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結論はローンなしで田舎で持ち家を買って暮らす。

前提として賃貸は損。いくら払っても資産にはならない。月の家賃10万円で年間家賃120万円だとしたら20年間で2400万円かかるけれど、手元には何も残らない。

ただし、持ち家はデメリットも多い。維持費がかかる。固定資産税や修繕費。高く売れるかは分からない。リノベーションをしても高くは売れにくい。
ローンで家を買うなら6000万円のローンを組まなくてはいけなくなってしまう。35年ローンとか、35年後の自分がどうなっているかわからない。ローンを組んだら人生が縛られる。

つまり持ち家はメリットも多いけれどリスクもある。
リスクを減らすという意味で、家を安く買う、という方法がある。6000万円のローンを組んだりするのではなく、たとえば1000万円の家を購入するとか。

1000万円で家を買えるんですか?という質問があるんですが、めちゃめちゃ買えます。

高知なら300万円くらいで家を買えます。リノベで700万円かけたら、そこそこ綺麗になるので、いい感じになる。

東京で一生懸命働いて、1000万円くらい貯金して30代後半で田舎に家を買うというのもアリだと思います。

とはいえ、いきなり田舎に家を買うのはお勧めできない。よそものが移り住むというのは住民の方々とも問題がおこりうるので、確認したりしたほうがいい。

田舎で買うとして仕事はどうするんだ?という質問には、もう今の時代はネットで稼ぎましょうという答えになります。主要都市ならふつうに求人もありますし。

家さえあればローコストで暮らせる。

田舎って閉鎖的じゃないですか?については場所によります。現地調査をしましょう。

ひろゆきさん フランスで賃貸暮らし

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そもそも年100万円くらいあれば暮らせる。
家賃3万円で、残りの5万円で生活する。趣味も今は無料でネットで楽しめるものがありますし。

ベーシックインカムは賛成。無能な人は働かなくていいと思う。

満員電車で人はみんなめっちゃ機嫌悪くなるんですよ。満員電車が好きでのって満員電車に乗ってるのは仕事に行かないといけないから、仕事に行かないといけないのは、お金を稼がないといけないから。じゃあ、お金を稼がなくていいなら電車に乗らなくていい。そうしたら満員電車じゃなくなる。そのほうがよくない?

東京に住みたくないという意見には、東京にすまなければいいんじゃない?と。

東京に住むと、収入の30%くらいは家賃に支払うわけでしょ。あなたの人生の30%は東京の大家のために使ってるというわけです。

田舎なら家賃安いんですよ。だったら田舎でダラダラ暮らしたほうが得じゃね?という。

など。

私はこの三人の中で言うなら、イケダハヤトさんの意見に近いかなというかんじです。

自分がなにを好んでいるのか、でライフプランはけっこう変わってくるのでいろんな立場の人の意見を聞いておくといいのかな、と思いました。持ち家は、買ってしまうと身動きが撮れなくなるかもしれない、と不安になる人も多いのかもしれないけれど「持ち物」も減らして、住んでいない家は人に貸したらいいんじゃないだろうか、と思ったりして、家を購入する決断をしてみました。そして断捨離もする。