Everything is better than

日記ということにします。しばらくは。

断捨離したい

 

瞑想は前からしていたけれど、毎日はしていなかったので、習慣にした。ランニングは今のところ15日間継続できている。どうも1キロ5分以上かかる場合はランニングではなくジョギングらしいけれど、体力をつけたいだけだから定義は関係ないのだ。

 

物件を購入してシェアハウスをはじめるということもあって、生活もこの機会に整えていこうと思った。

 

断捨離である。

 

ときめく、ときめかないのこんまりメソッドは知っているし、写真に撮って未練を断ち切るという方法も知っているけれど、ダメだ。

 

私の場合は知識から入るタイプなので、少し勉強しながらはじめたほうがいいかな、と思って、前々からTwitterでもフォローしているミニマリストしぶさんを検索した。

 

インタビューに答えた記事が、ブログよりも簡潔で分かりやすくてよかったので、読んでみた。

 

ミニマリストしぶに聞いた“捨てる”効果が想像以上だった。「コツは全部で5つあります」|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。

 

だいたいの要約は以下である

 

・「捨てるコト」そのものが瞬時に意思決定をする訓練になる

・物を捨てることの効果は、物の支配から解放されて、自分の時間ができることで、自分のやりたいことが見えるようになってくる

・貧乏人ほど物が多い。取捨選択がヘタだから。

・モノが少ないと、一つ一つにお金をかけられるようになる

・モノを減らそうと思ったら明らかなゴミから捨てるコト。ゴミがあることを気持ち悪いと思うことが大事

・散らかっていることにどこか居心地の良さを感じている、意識から変える必要がある

 

コツ1 朝にやる エネルギーがあるうちに、言い訳のできないときに

コツ2 買戻しできるものから捨てる。消耗品のストックなど

コツ3 捨てるかどうか迷った時点で捨ててOK 本当に必要なら迷うことすらないから

コツ4 なぜ捨てることになったのかを考える。 経験を糧にする

コツ5 捨てたくないものは無理に捨てない

 

貧乏人ほどモノが多い、取捨選択が下手だから、というのはけっこうグサッときた。

 

けれど、けっこう本質的だと思う。インタビューで例に出していた、美術監督が貧乏な人の家を表現するときはモノを散らかして、裕福な人の家は床を多く見せて余裕を演出するという話、なるほどと思う。

 

万引き家族という映画を見るとよく分かる。貧困とモノの多さ。

 


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それに、モノが多いと、自分が大事なものも分からなくなってしまうというのは本当にあると思う。

 

よく、試験勉強の前日に限って机の掃除から始めるとか、片付けをはじめたら処分しようとした漫画を読み始めてしまうとか、大人になっても似たようなことはよくあるなあと思う。

 

今はスマホでいくらでも現実逃避できてしまうので、部屋が綺麗でも大事なことから逃げる人は逃げてしまえるのだけれど、「モノを捨てるという行為は意思決定能力も鍛える」は間違いなくあるだろうし、

 

しばらく断捨離について考えつつ、散らかった部屋を居心地がいいと思わないように意識を改善していく期間をつくりたいと思う。

 

これも、コンフォートゾーンが影響しているとは思っていて「散らかっている部屋」が心地いい、気持ちいい、なにか心理的メリットがあるのだと思う。

 

ちきりんさんの断捨離の記事でも、捨てられないのは心の問題と言っていたし、心の空白とか、寂しさとか、そういう潜在的な意識がモノをそばに置くことで、モノのエネルギーで埋めようとしているのかもしれない。

 

うちは、母親と早くに死別しているのだけれど、実家はとくに「母親が使っていたものは捨てられない」という状態であった。

母と死別した父の悲しみと空白はよくわかるので、思い出の品々(料理本や育児本、服、食器など)捨てさせるようなことはできないが、その実家のモノの多さがコンフォートゾーンになっているのかもしれない。

 

というと他責的な言い方になってしまうけれど、ただの分析である。子どもで実家にいるならまだしも、いつまでも生い立ちや親のせいにしていても何の意味がない。

 

友人と話をしていると、27歳、28歳でもまだまだマザコンの男がいたりして、個人としては全然いいけど、そういう男が恋人だとけっこう大変らしい。なんでもすぐに「お母さんはこう言ってたよ」とか「お母さんもよろこぶだろうな」とか、お母さん基準で考えるとのことで、お母さん思いのよい男の子に育ったものだなあと、感心する。

 

私は母親がいないので、いないことで身につかなかったなにかや、得られなかったなにかも大いにあるのだろうけれど、過去は変えられない、人生にたらればもない、ので、やれることをやるし、やりたいことをやっていこうと改めて思いつつ、この知らないうちにモノが増えていく部屋をにらみつけたのだった。

 


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